よくあるご質問

ドクター友田のワンポイント健康講座

検査や病気の症状・治療法について、友田院長のワンポイント講座です。

  • 胃の粘膜に住み着く細菌で、放っておくと慢性胃炎、胃・十二指腸漬瘍、胃がんなどの病気を引き起こします。
    金属をも溶かしてしまうほどの胃酸に負けないスゴイ細菌ですが、内服薬による除菌治療ができます。

  • 複数のお薬(胃酸を抑えるものと、2種類の抗菌薬)を1週間内服します。
    一回の治療で除菌しきれなくても、2回目までは保険で治療ができますので、除菌判定は必ず受けて下さい。

  • ポリープとは皮膚や粘膜上にできる膨らんだイボのようなもののことです。

    胃や大腸にできるポリープは良性のものもあり、全てががんになるわけではありませんが、がん化する可能性があるポリープは早めに発見して取っておいた方が安心です。
    小さいものでしたら検査の際に即切除出来ますが、大きめのもので入院などの高度医療が必要な場合は、速やかに適切な治療が受けられるように専門の医療機関を紹介させて頂きます。

    トピックジムチョウの体験談

    私の体験をお話ししますね。

    今から五年前ちょうど60歳の時でした。家内と娘に強く勧められてしぶしぶ大腸カメラの検査を受けました。
    自覚症状が何もなかったのと病院にかかったことが全然なかったので正直気が進まなかったんですが、そろそろがん年齢ということもありハラを決めました。
    結果、大腸に少々大きめのポリープが見つかり入院して内視鏡手術で取っていただきました。そして組織検査の結果上皮内にがん細胞があったとのことで「がん」と診断されたのです。

    がんになったことはショックだったのですが、ステージゼロと聞いて喜んでいいのやらなんやら複雑な心境になりましたねー。しかしどう考えても早期発見で取ってもらったことは幸運でした。
    みなさんも検査を受けましょう!!

    ちなみに、その時の主治医が友田院長だったのです。そして今、クリニック運営のお手伝いをさせてもらってるんですから人生は分からないものですねぇ。


    山本 進

    • ともだ内科消化器クリニック
      事務長兼相談室長


    実際の画像です。

  • 国立がん研究センターの2020年『がん統計』によると男性で約9万人 女性では約7万人 でした。

    日本人に一番多いのが大腸がんということになります。

    年間の診断数では 男性・女性ともに 2位 ですが
    死亡数をみると
    女性は 1位 (2位は 肺がん)
    男性は 2位 (1位は 肺がん)
    となっていますから早期発見が大切になります。

  • お尻から血が出たり便秘気味になる等の自覚症状がある場合は消化器内科で内視鏡検査を受けましょう。早期であれば内視鏡治療で切除することができます。

    内視鏡治療が可能な早期のがんを発見するには内視鏡検査が非常に有効です。

  • 内視鏡は肛門から挿入するので「恥ずかしい」とか「痛そう」と思われる方がいらっしゃるでしょうがこの検査はとても大切なものです。大腸がんは大腸の内側の粘膜の表面から発生して進行すると外側に向かって広がっていきます。内視鏡検査で粘膜やその下層にとどまっている段階の病巣を早期発見できます。

    「検査中おなかが痛くて苦しかった」 とか「下剤を飲むのがつらかった」 という方もいらっしゃると思いますが最近では鎮静剤により眠った状態で検査することもできますし下剤の量も少なくて済むものも開発されています。また大腸を膨らませるために以前は空気を入れたのですが今では炭酸ガスを使用することでずいぶん楽になっています。

    どうぞ遠慮なく相談してください。